前回、シャンプーバーを比較する中でグリセリンが肌に合わないのではないかと考え、グリセリンフリー石鹸を探すことにしました。その過程で興味深いことが分かりました!
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石鹸シャンプーは調子よく続いています!
石鹸の生成方法とグリセリン
石鹸には複数の生成方法があり、それによってグリセリンの含有量が異なります。完全にグリセリンを除去するのは難しいことも分かりました。
石鹸の生成方法と特徴
- 中和法
- グリセリンや不鹸化物を含まない。
- さっぱりとした使用感。
- 市販の石鹸の大半がこの製法。
- 保湿力を高めるためにグリセリンが添加される場合あり。
- 鹸化塩析法(釜焚き製法)
- 純度が高く、グリセリンが失われる傾向。
- さっぱりした使用感。
- 保湿力を高めるためにグリセリンが添加される場合あり。
- 焚き込み法
- グリセリンや不鹸化物が残り、しっとりした使用感。
- 主に液体石鹸や廃油石鹸で採用。
- 冷製法
- グリセリンや不鹸化物が残り、しっとりした使用感。
- 溶け崩れしやすい。
- 主に手作り石鹸に用いられる。
(参考: オリーブ石鹸販売イクスス)
石鹸のグリセリン含有量

中和法 < 鹸化塩析法(釜焚き製法) < 焚き込み法・冷製法
中和法がグリセリンフリーに近いですね!
無添加石鹸の比較
グリセリンフリーに近い石鹸を探すため、無添加石鹸を比較してみました。
ねば塾 白雪の詩「台所用石鹸」表示の謎
浴用と洗濯用があるのはグリセリンの残留量が異なる可能性や、化粧石鹸としての登録基準が関係しているかもしれません。
ねば塾でお客様から最も多くいただくお問い合わせが『白雪の詩は顔や身体にも使えますか?』というものです。おそらく、パッケージの【台所用石けん】という表示を見て気になったのだろうと思います。
白雪の詩をはじめ幾つかの石けんが【家庭用品品質表示法】という法律に則り、台所用石けん、もしくは洗濯用石けんという表示になっています。本来“顔や身体を洗うことが出来る”と謳うことができる石けんは【化粧石けん】だけなので、結論から言うと『白雪の詩は顔や身体には使えません。ご使用は自己判断になります』とお答えしなければなりません。
そもそも、化粧石けんは【薬機法】という法の下、定められた条件を全て満たしたもののみ表示することが許されています。そのなかに【基準を満たした建物の中で製造から包装までの全ての工程を完了する】という決まりがあるのですが白雪の詩が化粧石けんでない理由はそこにあるのです!!
製造方法と成分に注目!
グリセリンフリーの中和法は「ねば塾 白雪の詩」のみでした。また、オリーブオイルを主成分にした石鹸を選びたい場合は「アレッポの石鹸 エキストラ40」か「J.R. Liggett’s」となります。
現在はJ.R. Liggett’sのシャンプーバーを使用しており、使い心地に大満足しています。しかし、成分的には他の無添加石鹸と大差ないように見えるため、今後ほかの石鹸も試してみたいと思っています。

引き続き、石鹸シャンプー探しの旅を続けます!
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