マラソン大会に出場する際、家族や友人が沿道で応援してくれるのはとても心強いもの。しかし、何万人ものランナーがいる中で自分を見つけてもらうのは一苦労。しかも真冬の大会だと、寒空の下でずっと待ってもらうのは気が引けますよね。

特に苦しい後半の応援はとても嬉しいですよね!
応援ナビアプリの落とし穴
近年は「応援ナビ」「大会公式アプリ」などのアプリも登場し、位置情報をリアルタイムで共有することができます。しかし、大会当日は回線が混雑しやすく、
- エラーで開けない
- 地図上で動かなくなる
- 通知が遅れる
といったトラブルが起きがち。せっかくの便利な機能も、肝心なときに使えなければ意味がありません。

せっかく応援に来てもらったのに会えなかったことがありました(泣)
解決策:iPhoneのオートメーション × LINE連携
そんな時におすすめなのが、iPhoneの「ショートカット」アプリのオートメーション機能とLINEの連携です。
事前に自分が通過する地点の付近で位置情報をトリガーにして、LINEに「◯km地点通過しました」と自動送信する設定をしておけば、応援に来てくれる人にリアルタイムで通知が届きます。
たとえば:
- 10kmごと(10km、20km、30kmなど)
- 応援者が待機している場所の約3km手前
- ゴールの約5km前
などに設定しておくと、相手も心構えができて便利です。

相手もいつものLINEにメッセージが来るの手間がかかりません。
iPhone「ショートカット」アプリでの設定手順
⓪「ショートカット」アプリをダウンロード
初期設定ですでにダウンロードされていることが多いですが、ない場合はダウンロードしておきます。
①「ショートカット」アプリを開き右上の「+」を選択
②「新規ショートカット」の「名称変更」
③「アクションを検索」で「LINE」を検索
④「LINEでメッセージを送信」を選択
⑤「メッセージ」と「宛先」を記入
宛先にはiPhoneのアドレス帳が出てきますが無視してLINEの宛先名やグループ名を正確に入力します。
⑥ショートカットの作成が完了
⑦「オートメーション」に移動し右上の「+」を選択
⑧「到着」を選択
⑨「場所」を選択
選択範囲は最小にしておくことをお勧めします。
⑩「任意の時間」「すぐに実行」を選択
⑪先ほど作成しておいた「30キロ通過」のショートカットを選択
⑫自動通知設定が完成!
⑬あとはマラソンを走るだけ
「30キロ地点通過→LINE起動→メッセージ送信」が自動で作動します。
注意点:往復コースに要注意!
往復タイプのコースでは、同じ地点を2回通過する可能性があります。この場合、LINEが往路・復路どちらの通過でも送信されてしまうため、以下のようにどちらの可能性にも対応できる文言にしておくと安心です。
「16kmまたは30km地点を通過しました!」
といった具合ですね。
応援ナビと併用で安心!
残念ながらこの機能は位置情報しか伝えてくれないのリアルタイムでランナーの順位や記録はわかりません。応援ナビと併用して設定しておくことで保険にもなりますね!

ぜひ一度設定して、大会本番で活用してみてください!
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