今回は、海外在住者である私たちが「なぜ国民年金を任意で支払っているのか」、そして「どの支払い方法がお得なのか」を、実体験を交えてご紹介します。
海外在住でも国民年金を支払う理由
海外在住者は国民年金の加入が任意ですが、私たちは継続して支払いをしています。主な理由は以下の2点です。

- 将来、日本に本帰国する可能性がある
- 国民年金には「老齢年金」だけでなく「障害年金」も含まれている
海外で病気や事故に遭った際、障害年金を受け取れる制度があることを知っている人は意外と少ないかもしれません。しかし、もしものときに生活を支えてくれる制度として非常に心強い存在です。
海外から国民年金を支払う3つの方法
以下は、私たちが実際に利用・検討した支払い方法とそれぞれの特徴を比較した表です。
国民年金1年前納付 | YouTrip | Wise | Wise+楽天銀行 |
---|---|---|---|
支払方法 | カード払い | カード払い | 口座振替 |
1年前納付割引 | 3,730円 | 3,730円 | 4,400円 |
ポイント | なし | なし | 楽天ポイント411 |
納付金額 | 206,390円 | 206,390円 | 205,720円 |
実質金額 | 206,390円 | 206,390円 | 205,309円 |
SGD金額 | $1,875.43 | $1,896.55 | $1,894.07 (送金手数料$8.39込) |
レート(1SGD) | 110.0円 | 108.8円 | 108.8円 |
評価 | レート◎ | レート× | 口座引落割引◎ 楽天ポイント◎ レート× 送金手数料× |
私たちはYouTripを選んでいます
理由は単純。「レートが良いから」。
YouTripではJPYでのカード支払い時、JPYの残高から直接引き落とされるため、SGD→JPYの両替タイミングを自分で調整できるのが最大のメリットです。
私たちはレートが良い時に少しずつSGDをJPYに両替し、毎年4月の一括前納時にYouTripのカードで支払っています。
▼普段のお買い物もお得なレートで!▼
注意点:Transaction Limit(取引限度額)
数年前、YouTripのカードを年金支払いに登録した際、Transaction Limit(取引上限)が2,000SGDに設定されていたため、支払いに失敗したことがあります。
このとき起こったこと:
- 日本の年金事務所からカード不可の郵便通知が届く
- 後納納付書が送られてくる
- 最終的にはアルバイトの訪問員が自宅に来訪
もちろん海外在住なので不在。結局、一時帰国時にコンビニで支払いをしました。

今回はあらかじめTransaction Limitを引き上げていたため、無事に支払いが完了しました。

実際の話:障害年金のありがたみ
- 日本在住の知人は昔から腎臓が悪く、最近人工透析になりました。週3回、1回4時間以上の治療で働くのが難しく、障害年金に助けられています。
- 一方で、シンガポールで現地採用として働いていた知人は、海外在住という理由で国民年金に加入していませんでした。その後、ステージ4のがんを患い帰国。再就職も難しい中で障害年金を受け取れず、医療費で貯金を切り崩すしかなかったそうです。
どうせ払うなら、少しでもお得に支払う!
海外に住んでいるからこそ活かせるのが「為替のタイミング」。YouTripをうまく活用すれば、レートの良いときにSGD→JPYへ両替しておき、カード払いで賢く支払いができますよ。

円安のタイミングをうまく生かしてくださいね!
▼YouTripでKindle本をサブスク▼
▼一時帰国前にはオンラインでお買い物▼
▼使わない外貨をSuicaにチャージ▼